愛媛県内有数の米どころ宇和盆地に冬の訪れを告げる風物詩「わらぐろ」のライトアップが20日、西予市宇和町西山田の田んぼで始まった。柔らかな明かりに照らされたわらぐろが夜の水田地帯にぽっかりと浮かび上がり、周辺を神秘的な世界に仕立て上げている。
 宇和わらぐろの会が2004年から毎年実施しており、今年も同会の上甲清会長(79)らが作った15基をライトアップ。わらぐろは稲わらを乾燥・貯蔵するため小さな家のような形をしている。